驚きの牡蠣パワー
“海のミルク”と呼ばれる栄養価の高いカキ。特に美肌づくりや疲労回復などに不可欠な必須ミネラル”亜鉛”の含有量は、食材の中でピカイチなんですよ~
ミネラルはビタミンCと一緒に摂取すると吸収されやすいので、お決まりの”カキ+レモン”は、まさに黄金コンビです。
今回は牡蠣の驚くべきパワーをご紹介します。
牡蠣の栄養
牡蠣には、以下の栄養素が含まれます:
- タウリン:肝機能を高める
- グリコーゲン:脳の活動源
- 亜鉛:味覚を正常に保つ、貧血予防に効果的
- 鉄:貧血予防に効果的
- 銅:貧血予防に効果的
- ビタミンB12:貧血の予防に効果的
- セレン:ビタミン・ミネラルの一種で、牡蠣に多く含まれる
牡蠣は鉄分、銅、ビタミンB12のミネラル類、ビタミン類などの栄養を豊富に含みます。 鉄分はヘモグロビンの構成成分となり、貧血を予防する効能が期待できます。
文部科学省 食品成分データベースより引用
HP https://fooddb.mext.go.jp/
亜鉛たっぷりの牡蠣
牡蠣は栄養が豊富なことから、“海のミルク”とも呼ばれています。また魚介類の中でも亜鉛の含有量が豊富!可食部100gあたり14mgと、食品の中でもトップクラスの含有量を誇ります。
亜鉛は新陳代謝やエネルギー代謝、ホルモンの代謝など体の中のさまざまな働きに欠かせません。
肌や骨、髪の新陳代謝を促進するため、美肌や美髪づくりに欠かせない栄養素のひとつです。さらに、女性ホルモンの分泌も促します!
また、男性の前立腺にも多く存在し、生殖能力の維持にも関わることから精力剤としても有名ですよね!
亜鉛は舌にある味蕾(みらい)という器官にも関わっているので、不足すると味覚障害を引き起こす可能性もあるのでしっかりと摂りたい栄養素です。
牡蠣1個(20g)あたりの亜鉛含有量は約2.8mg
厚生労働省が定めた1日の推奨摂取量は成人男性10mg、成人女性8mg
なので、牡蠣の大きさにもよりますが、5個~10個(女性は3個~7個)くらいで一日の摂取量をとることができます。
牡蠣の人気レシピ
以下は牡蠣を使ったおいしいレシピの一例です。これは「牡蠣のバターガーリック焼き」です。
●牡蠣のバターガーリック焼き
材料:
- 生牡蠣(新鮮なものがおすすめです)
- バター:50g
- にんにく:3片(みじん切り)
- パセリ:適量(みじん切り)
- 塩:少々
- こしょう:少々
- レモン:くし形に切ったもの(飾り用)
手順:
- 牡蠣の下ごしらえ:
- 牡蠣はよく洗って砂などを取り除きます。
- 牡蠣を開く際にけがをしないように注意し、殻と肉を分けます。
- バターガーリックソースの作成:
- フライパンにバターを溶かし、みじん切りにしたにんにくを加えて炒めます。
- にんにくが香り立つまで中火で炒め、パセリも加えてさらに混ぜます。
- 塩とこしょうで味を調えます。
- 牡蠣の焼き加減:
- 牡蠣の上にバターガーリックソースをスプーンでかけます。
- グリルやオーブンで約5分ほど焼くか、フライパンで中火で焼きます。牡蠣がふっくらとしたら完成です。
- 仕上げ:
- 牡蠣を器に盛り付け、レモンのくし形を添えてサーブします。
このレシピはシンプルでありながら、バターとにんにくの香りが牡蠣を引き立て、美味しい一品に仕上がります。お好みでハーブやスパイスを追加してアレンジすることもできます。お試しください!
海外では牡蠣はさまざまな方法で調理され、様々なレシピが存在します。以下はいくつか代表的な海外の牡蠣の調理方法です。
- オイスターロックフェラー:
- 牡蠣にパルメザンチーズやハーブ、バターなどをトッピングし、オーブンで焼いて作る料理です。チーズが溶けて香ばしさが広がります。
- 牡蠣のフライ:
- 牡蠣を小麦粉やパン粉でコーティングし、揚げて作るフライド牡蠣は、サクサクとした食感が楽しめます。タルタルソースやレモンを添えて食べることが一般的です。
- 牡蠣の生:
- 牡蠣をそのまま新鮮な状態で生で提供するスタイルもあります。レモンの絞りやミニョネットソース(玉ねぎ、シャンパン酢、コショウなどからなるソース)と一緒にいただくのが一般的です。
- ガムボ:
- 牡蠣を含むシーフードや野菜がたっぷり入った、ルイジアナ州発祥のシチューで、トマトベースの濃厚なスープです。
- 牡蠣のポー・ボーイ:
- 牡蠣を揚げてバゲットに挟んだサンドイッチ。サンドイッチにはマヨネーズ、レタス、トマト、ピクルスが入ります。
これらは一部の例であり、地域や料理文化によって様々なアレンジがあります。海外では牡蠣が豊富に使われ、その土地ならではのアイディアで楽しまれています。